建部米研究会は、消費者に「美味しい」と言って頂けるお米を、そして日本酒の蔵元さんに「最高」と言って頂ける酒造好適米を目指して、頑張っているシニア世代を中心とした農家グループです。
平成27年産の米づくりにおいて、講師2名をお迎えし、7月3日(金曜日)今年最初の勉強会を開催しました。
【講演その1】
醸造用精米機メーカーで全国シェアNo.1の新中野工業(株)から為久常務をお迎えして、「酒造好適米の胴割れ減少対策」について、ご講演頂きました。ありがとうございます。
業界的な部分(情報)も多々ありましたが、でも酒造メーカーさんが希望される雄町などのことが分かり、今後の栽培・収穫・乾燥・調整に役立てたいと思います。特に、収穫期(刈り遅れ)のことと、乾燥・調整での失敗が胴割れを起こす要因となっているとのことでした。
【講演その2】
岡山県は、今年、農業普及指導センターを組織改編し、備前県民局管内では備前広域農業普及指導センターとなりました。建部担当をお迎えして、「食味を向上する栽培管理」について、お話頂きました。ありがとうございます。
どのような要素が米の食味を左右させるのか?ですが、やはり一番は「品種」です。次いで、産地(気象・土壌)、栽培法、収穫時期や乾燥法などとなっています。品種と産地は密接な関係なので、岡山ならでは(産地)に合った品種で、栽培法と収穫時期・乾燥法により他者との差別化を図ることで、建部米ブランドが確立できると確信しました。